薬剤師の職務経歴書の書き方

職務経歴書は、これまでの実務経験やスキルを具体的に伝えるための書類です。履歴書が「経歴の要点」を示すのに対し、職務経歴書は「何を、どのように経験してきたか」を掘り下げて伝えます。採用担当者は、応募者が入職後にどう活躍できるかをここから読み取ります。上のギャラリーの実例も見ながら、全体の構成を組み立てましょう。

職務経歴書のポイント

  • A4で1〜2枚程度に、読みやすくまとめる
  • 施設の種別・規模・担当業務を具体的に書く
  • 実績は、自分が実際に経験した内容を正確に書く(数値は事実のみ)

日付・氏名

右上に提出日、その下に氏名を記入します。日付の年号は履歴書とそろえましょう。用紙はA4を使い、履歴書と書式のトーンを合わせると統一感が出ます。

職務要約

冒頭に、これまでの経歴を3〜5行でまとめた「職務要約」を置きます。どのような施設で何年、どんな業務に携わってきたかを簡潔に示すことで、採用担当者が全体像をつかみやすくなります。

最初に結論となる要約があると、その後の詳細が読みやすくなります。応募先で活かせる経験を意識してまとめましょう。

職務経歴

勤務先ごとに、在籍期間・施設名・施設の種別(調剤薬局/ドラッグストア/病院/企業など)・規模や取り扱い科目・担当業務を記入します。新しい勤務先から書く「逆編年体」が一般的ですが、経験を強調したい場合は編年体でも構いません。

業務内容は、調剤・監査・服薬指導・在宅対応・OTC販売・薬歴管理・後輩指導など、実際に担当した内容を具体的に書きます。1日あたりの処方箋応需枚数や主な診療科など、事実にもとづく情報を添えると、経験の規模が伝わりやすくなります。

処方箋枚数や実績の数値は、必ず自分が経験した事実を書きましょう。あいまいな場合は無理に数値化せず、担当業務の説明でカバーします。

免許・資格

薬剤師免許を正式名称で記載し、登録年月を添えます。研修認定薬剤師などの認定資格や、実務に関連する資格があれば取得年月とともに書きます。応募先で評価されやすい資格は、目立つように記載しましょう。

活かせる経験・知識・スキル

応募先の業務に活かせる経験を、箇条書きで整理して示します。在宅医療・無菌調剤・電子薬歴・OTCカウンセリング・特定の診療科の処方対応・管理薬剤師や店舗運営の経験などが該当します。

スキルは「できること」を具体的に書くと、入職後の活躍イメージが伝わります。上のギャラリーの実例でも、経験に応じてアピールするスキルが異なります。自分の強みに近い例を参考にしてください。

  • 調剤・監査・服薬指導などの基本業務
  • 在宅・無菌調剤・OTCなどの専門的な経験
  • 電子薬歴・レセコンなどのシステム操作
  • 管理薬剤師・後輩指導・店舗運営などのマネジメント経験

自己PR

自己PRでは、これまでの経験から得た強みを、具体的なエピソードとともに伝えます。「患者さんに寄り添った服薬指導を心がけ、継続的な来局につながった」など、行動と結果をセットで書くと説得力が増します。

応募先が求める人物像を意識し、そこに合致する強みを選んで書きましょう。誇張は避け、事実にもとづいて等身大でまとめることが大切です。

よくある質問

職務経歴書はA4何枚にまとめればよいですか?
1〜2枚が目安です。経験が豊富でも、要点を絞って読みやすくまとめることが大切です。長くなりすぎる場合は、応募先で活かせる経験を優先して整理しましょう。
職務要約には何を書けばよいですか?
これまでの経歴の要点を3〜5行でまとめます。勤務した施設の種別・年数・主な担当業務・強みを簡潔に示すと、採用担当者が全体像をつかみやすくなります。
調剤経験や在宅の経験はどう書けばよいですか?
担当した業務を具体的に書きます。調剤・監査・服薬指導のほか、在宅対応であれば訪問の状況や連携した職種など、事実にもとづく情報を添えると経験の内容が伝わります。
管理薬剤師の経験はどうアピールすればよいですか?
在庫管理・スタッフの指導・シフト管理・店舗運営など、マネジメントとして担った役割を具体的に書きます。数値で示せる実績があれば、事実の範囲で添えましょう。
未経験分野へ転職する場合の書き方は?
これまでの経験の中から、応募先で活かせる知識やスキルを見つけて強調します。学ぶ姿勢や適応力を、具体的な行動とともに伝えると前向きな印象になります。上のギャラリーの実例も参考にしてください。

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